Hamilton を象徴するアイコンモデル PSR と Ventura の革新性に迫る
“革新的”なデザインを汲み取ったビジュアルを『HYPEBEAST』が表現
POWERED BY HYPEBEAST
1892年創業のウォッチブランド〈Hamilton(ハミルトン)〉。アメリカ・ペンシルバニア州で誕生した後に「スウォッチ グループ」に加わり、2003年からは本社と製造拠点を時計産業の中心地でもあるスイスに移した歴史をもつ。スイスメイドという一流の技術を誇りながら、創業時から変わらないアメリカンスピリットを併せもっている。〈Hamilton〉のブランドヒストリーの原点には鉄道や航空産業での功績があり、鉄道時計、航空時計の代名詞として多くの人々に認知されてきた。一方でハリウッドとの関係も深く、映画界での地位を確立させたウォッチブランドとしても歴史を歩んでいる。こうして130年のブランドヒストリーを築き上げきた〈Hamilton〉だが、数多くの名作を世に送り出しており、今回はその中から代表的なモデルのPSRとVentura(ベンチュラ)をピックアップ。この2つのコレクションはフューチャリスティックなデザインと革新性が何よりの特徴で、歴史に裏付けされているクラシックな装いだけでなく、モードやストリートなどのファッション的アプローチと併せ、スタイルを彩るアクセントとしても取り入れることができる。本稿では、そんなPSRとVenturaの世界観とスタイルを汲み取って『HYPEBEAST』が撮り下ろしたビジュアルと共に、それぞれのバックストーリーをお届けしたい。
1972年に発売されたHamilton Pulsar(ハミルトン パルサー)の初期モデル “P1”の後継種 “P2”がベースとなっているPSRは、スペースエイジな様相により当時も今も革新的なウォッチデザインと言える。発売当時、そのデザイン性から多くの著名人が着用し、The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ)のギターリストである Keith Richards(キース・リチャーズ)やElton John(エルトン・ジョン)など名だたるミュージシャンたちが愛用していた。映画文脈においては『007』が登場作品として有名である。一方で、Venturaと言えば三角形の盾型のフォルムが特徴として挙げられ、車の「Cadillac(キャデラック)」を手掛けたアメリカンインダストリアルデザインの鬼才、Richard Arbib(リチャード・アービブ)によってデザインされている。当時クォーツ式がメジャーの最中、世界初の電池式腕時計として時計史に革命を起こした。有名な話としてアメリカンミュージシャンの“キング・オブ・ロックンロール”と称される、Elvis Presley(エルヴィス・プレスリー)もVenturaを愛用し、自身でカスタマイズしたフレックスベルトのモデルが〈Hamilton〉のコレクションにラインアップするなど、音楽カルチャーとの親和性の強さも惹きつけられるストーリーのひとつだ。
特徴的なデザインだけでなく、背景を掘り下げた先に歴史やカルチャーとのつながりが、ウォッチの魅力を引き立て、所有欲を刺激してくる。これらのPSRやVenturaをはじめ、〈Hamilton〉の名作モデルは各店舗/オフィシャルサイトにて購入が可能なので、是非見てみては如何だろうか。併せて〈Hamilton〉公式『LINE』アカウントもチェック。
Powered by : https://hypebeast.com/jp/2022/5/hamilton-psr-ventura-editorial
PHOTOGRAPHER:Kiyotaka Hamamura
STYLIST:Keisuke Shibahara
HAIR STYLIST:Taka Nukui(home Agency)
MODEL:Jairo
EDITOR:Hiromu Sasaki