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こだわりある男の最後のピース。ビズスタイルはハミルトンで個性を魅せる

コロナ禍においては、多方面で禁欲的になりがちです。そこに一石を投じるのが、老舗腕時計ブランド『ハミルトン』。個性のある新作群が、これからのビズに花を添えます。

ここ1年で変わった、腕時計の選び方。“今どきの1本”に出会うには

リスクをとらず、大人しく過ごす。それは今まさしく正論でしょうが、ことファッションにおいては風向きが変わりつつあります。例えばビズシーンの装いは、無難なスーツ姿からより自分らしいものへとシフト。働く場所や条件の変化も相まって、個性をアピールする人が増えているのです。そして、腕時計もまたしかり。外出が限られ、着用する機会が減少傾向にある分だけ、腕時計には格別の“名刺代わり”となる1本を求めたい。そういった働き盛りのビジネスパーソンにぴったりのモデルが、『ハミルトン』にはあるのです。

こだわりのスタイルを完結させる3本の腕時計で、この春の着こなしを確かなものに

そもそも腕時計は男性にとって実用品であり、嗜好品でもあります。全身のスタイルと比較すれば、腕元の比重は大きくありません。しかし、その限られた場所でいかに洒脱に、自分らしくいられるかが肝要になります。ゆえに、腕時計は他のアイテムにはない特別な意味を持つ存在なのです。今回ピックアップするのは、1892年に懐中時計の製造からスタートし、2度の大戦やクォーツショックなど数多くの荒波を乗り越えてきた『ハミルトン』。信頼の置ける老舗のアイテムだからこそ、デザインに遊びを求めてもブレない格式を表現できるのです。また、歴史にあぐらをかかず柔軟な進化を続けているからこそ、これからの時代にもフィットした名作が揃います。これから取り上げる代表的な3モデルを見れば、それは明らか。それぞれ異なる着こなし、ビジネススタイルから、その魅力を読み解いていきましょう。

▼スタイル1:腕元に鎮座する“要塞”。マッシブなGMTウォッチが堅実な佇まいに個性をもたらす

激動の時代にあっても、ビジネスの現場では堅実なスーチングを貫く。やや逆説的ですが、それもまた“自分らしさ”の表現であり、ブレない個性といえるでしょう。ただし、先程も触れたように無難なだけの腕時計選びではもったいない。なだけの腕時計選びではもったいないでしょう。正統派スーツ姿のセオリーとしてはドレスウォッチ然とした小ぶりな3針が真っ先に思い浮かぶでしょうが、ここはあえて存在感のあるサイズの「カーキ アビエーション コンバーター GMT」を抜擢。そうすると全体としては品良くまとまりながら、嫌味のない遊びが感じられるスタイルが完成します。ユニークな背景が潜むモデルであれば、着用者の個性がより見えてくることでしょう。

グレーカラーをベースに、うっすらとブルーのラインが走ったグレンチェックのジャケット&パンツ。この繊細なあしらいが腕時計の鮮やかなダイヤルカラーとリンクし、コーディネート全体を調和させます。シャツにも同じくブルーのストライプを選び、誠実さと爽やかさが香るスタイルへとシフト。また、腕時計を着けた腕元同様に小さくても大きなスーチングの要となるVゾーンには、ニットタイで抜け感を加えています。

迫力の44mm径。計器を持つ喜びを教えてくれる「カーキ アビエーション コンバーター GMT」

 

 

 

ビズシーンに映えるステンレススチールのケースに加え、“アビエーションブルー”と呼ばれる特別なブルーダイヤルがエレガンスを物語ります。とはいえ名前を見ておわかりの通り、こちらは『ハミルトン』を代表する名作「カーキ」の系譜を継ぐアビエーションウォッチ。GMT機能以外にも、飛行中の対気速度・距離・燃料消費量などがわかる回転計算尺をベゼルとダイヤル周囲の目盛りで構成するなど、ギアとしてのスペックも見逃せません。グローブをしたままでも扱いやすい突起のついた回転ベゼルやリューズから漂うリアルなミリタリー感も、男心をくすぐります。

2020年に『ハミルトン』のコレクションに加わった今シリーズですが、すでにラインアップも充実。よりすっきりとしたビジュアルを好むのであれば、GMT針のない通常の3針モデル(左)が有力な選択肢となるでしょう。ブラックダイヤルを選べば、ブルーと同じくスーチングとの相性も抜群です。

▼スタイル2:軽快なジャケットに似合う定番の新色が、腕元から爽快さを演出

着こなしはカジュアルに飄々としていながら、社会人としての礼節を軽んじない。リモートワークやオンライン会議に限らず、肩肘張らないスタイルで仕事に取り組むケースも増えてきています。いつものリジッドジーンズに、軽いジャケットを羽織る。そんな装いにおいては、腕元にも爽快な1本を選んでみましょう。ホワイトダイヤルから内部のムーブメントが覗く「ジャズマスター オープンハート」は、いわば模範解答。クリーンなブルーのあしらいも相まって、リラックス感とエレガンスを両立しています。

爽やかな印象をさらに強調すべく、ジャケットには軽快なシアサッカー素材の1着をチョイス。しかもジーンズと腕時計の色味に合わせた青ストライプをあえて選ばず、ブラックストライプで全体を引き締めています。そうすることで、カジュアルさを適度に抑えたより大人っぽい佇まいに。軽い質感のジャケットを選ぶことで腕元のロールアップも自然に仕上がり、腕時計のアクセントが存分に生きてきます。

メタリックブルーが鮮烈に主張。今年の「ジャズマスター オープンハート」はひと味違う

 

 

 

多様なルーツを持ち、世界中で愛される音楽、ジャズ。その名を冠する『ハミルトン』のコレクションは、コンテンポラリーかつスタイリッシュなデザインが特徴です。ダイヤルに施された繊細なカットアウトも大人の審美眼を心地良く刺激し、ビジカジシーンにおいてはすでに一定のファンを獲得しています。ただし今季は心機一転、ブルーのインデックスと針にアップデート。マットなホワイトダイヤルと織りなす色彩は見た目の美しさだけでなく、高い視認性にも貢献します。

ブルーとホワイトの鮮やかなコントラスト。それをさらに引き出したいのなら、高級感のあるブルーのレザーストラップを纏ったモデルもおすすめ。日本ではSSブレスレットの腕時計がビジネスシーンの代名詞と捉えられがちですが、グローバルに見ればレザーストラップのほうがより格式が高いとみなされます。いずれにせよ、周囲と差がつくモデルといえるでしょう。

▼スタイル3:ユースフルなセットアップには、歴史ある1本でブレない軸を

薄手のジャケットが市民権を得て、タフでコンフォータブルな機能素材が街中に溢れる今、スーツとカジュアルセットアップの境界線はますます曖昧になっています。それこそ、我々の新しい働き方のように。公私で頼れるセットアップは、ある日はシャツを合わせて折り目正しく装い、またある日はTシャツでラフに楽しみたいものです。となると、腕時計もシーンの境界に囚われない使い勝手の良さがキーファクターに。そんなわがままを満たすのが、ミリタリーウォッチを出自としながらSSブレスレットの採用で品格を帯びた「カーキ フィールド メカ」。『ハミルトン』のシグネチャーモデルとしての確固たる知名度は、振れ幅の大きいスタイルにおいてブレない軸になってくれます。

1940年代に米国陸軍に供給されたオリジナルモデルの面影を色濃く受け継ぐ本作は、コンパクトな38mm径で仕上げています。よって腕元への収まりが良く、ツヤを抑えたメタルの質感もさらに控えめな印象へと様変わり。ケースだけでなくブレスレットまでマット加工を施しているため、「カーキ フィールド メカ」本来の武骨さを十分にも楽しめます。小ぶりなサイズ感、エレガントかつワイルドな質感。このさじ加減が秀逸なため、ユースフルな腕時計として一際強い存在感を発揮するのです。

ケースもブレスも、ミリタリー感満点。このツヤ消しが、今の気分だ 

 

 

 

秒針を止めての時刻調整が可能な“ハックウォッチ”として知られる、名作「カーキ フィールド メカ」。その最新作として仲間入りしたのが、ツヤ消し加工を施したマットなSSケース&ブレスを纏う1本です。見た目こそ優雅な顔へと変貌しましたが、当然ながらミリタリーウォッチとしてのタフネスは健在。3本の針すべてにサンドカラーのスーパールミノバが施され、優れた耐久性とともにラギッドな特性を際立たせています。

ビジカジにおいてカジュアル方向に強く舵を切るなら、思い切ってNATOストラップを選んでみるのも好手です。圧倒的完成度を誇るミリタリーウォッチのオリジンは、浮ついた印象なく強烈に“好き”をアピールしてくれるでしょう。どうせ遊ぶなら、徹底的に。そんな潔さも、昨今の大人にとって大切なことかもしれません。

無難なだけでは、もう務まらない。これからの腕時計は個性で選ぶ

個性がありながらも、しっかりとした背景を持ち、丁寧に作り込まれた時計。『ハミルトン』の傑作たちは、まるで成熟したいい大人のビジネススタイルを体現するかのようです。多様化する時代だからこそ、無難なだけではつまらない。そう信じるあなたの相棒は、きっとここにあるはずです。